基礎の選定
基礎選びの基本
基礎選びのポイントは、基礎下から2mまでの支持力とそれより深い地点の地盤の状況を踏まえ沈下の可能性に配慮して行います。沈下量や支持力を正確に求めるのが目的ではなく、その地盤で地盤補強が必要かどうかを見極めることが最も重要です。
具体的な選定方法
基礎の選定には大まかに2つの観点を掛け合わせて最適解を導きます。
地形に基づく判定については、以前確認した「事前調査からの大まかな判定目安」を利用するとよい。
さらにSWS試験データからの考察を加えて最終判断することになる。
さらにSWS試験データからの考察を加えて最終判断することになる。
○ 地形からの判定
○ 土質と年代からの判定
○ SWS試験結果からの基礎選定フローの例
*基礎選定については各事業者・法人により判断が異なります
良く見るとSWS試験の基礎選定フローには2つの分岐点がありますね!
ひとつ目は基礎底面下2mまでと2~5mまでの自沈層の有無、
2つ目はチェックポイントのとこですね…。
う~ん、2つめがなんだかよくわからないです・・・・
2つ目はチェックポイントのとこですね…。
う~ん、2つめがなんだかよくわからないです・・・・
このフローの留意点は「基礎底面下」という言葉だな。
建物の荷重や敷地状況により違うが小規模な木造住宅の場合、概ね深さ25~30㎝ぐらいまでは根入れ深さ(基礎埋め込み部分)に当たるので、試験データはその下から自沈層の有無をチェックしていくんだ。
次にSWS試験データのおさらいになるが、「Nsw」とは荷重1.00kNで自沈が起こらなかった場合、ハンドルを半回転ずつ回し、25㎝貫入させるのに行った半回転数のことだな。この数値が0だと回転せずにロッドがずぶずぶ沈む軟弱地盤ということになる。チェックポイントでは測定地全地点での0.5KN以下の自沈層の数を確認する。
では例を見ながら検証していこう。
建物の荷重や敷地状況により違うが小規模な木造住宅の場合、概ね深さ25~30㎝ぐらいまでは根入れ深さ(基礎埋め込み部分)に当たるので、試験データはその下から自沈層の有無をチェックしていくんだ。
次にSWS試験データのおさらいになるが、「Nsw」とは荷重1.00kNで自沈が起こらなかった場合、ハンドルを半回転ずつ回し、25㎝貫入させるのに行った半回転数のことだな。この数値が0だと回転せずにロッドがずぶずぶ沈む軟弱地盤ということになる。チェックポイントでは測定地全地点での0.5KN以下の自沈層の数を確認する。
では例を見ながら検証していこう。
*SWS試験データの見方についてはこちらをご確認ください。
事例1
- 地形区分:自然堤防
- 地質区分:沖積層(砂層・粘性土層)
ああ、なるほど!
こうやって考えていけばいいんですね!
なんとなく解ってきました!!
こうやって考えていけばいいんですね!
なんとなく解ってきました!!
慣れてくるとデータを見るコツがつかめるので、
スムーズに選定まで導き出すことができるようになる。
よし、次回はさらにいくつかの事例検証をし、
地盤の選定方法をしっかりと確認していこう。
スムーズに選定まで導き出すことができるようになる。
よし、次回はさらにいくつかの事例検証をし、
地盤の選定方法をしっかりと確認していこう。
はい!がんばります!
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ジバンシー先生のワンポイントレッスン
今回は独立基礎についてご説明します。
独立基礎とは、柱の下にのみ独立してある基礎のことです。住宅では外構工事のフェンスの基礎やデッキの柱部分、傾斜地に建築する場合や玄関ポーチの柱などに独立基礎が使われることもあります。小規模な住宅の場合は布基礎やベタ基礎が使われますが、マンション等の大規模物件や非住宅物件では、コストや構造面で有利なこともあり、現在は独立基礎が主流となっています。転倒防止のために地中梁でつなぐことで強度を高め、水平力や鉛直力に対応することができます。