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雨漏れなどの事故が発生! 保険手続きの流れや注意点を解説


いつもハウスジーメンをご利用いただきありがとうございます。
今回は、雨漏れなど瑕疵保険の対象になる事故が発生した際に、必要な手続きや注意事項について解説します。
起こらないに越したことはないですが、いざという時に落ちついて対応できるよう、ぜひ一度ご覧ください。

事故発生時の状況確認

住宅取得者から雨漏れ等の連絡を受けたら、速やかに現地で事象や原因を把握、記録写真を撮ります。
そして応急措置が必要か判断し、取得者との信頼関係維持に努めてください。
事業者様は事故原因の究明と修補範囲の確認を行います。

・構造耐力上主要な部分が 基本的な耐力性能を満たしていない場合 ( 例:耐力性能がなく住宅が傾いている など)
・雨水の浸入を防止する部分が防水性能を満たしていない場合 ( 例:窓や天井から雨漏れが発生している など)

事故対応の初動を誤ると、住宅取得者との信頼関係が維持できず、トラブルに発展する可能性があります。
一つ一つ丁寧に取り組みましょう。

事故原因を調査するPoint

事故箇所および事故原因等の状況を把握します。
・現状を記録、保存するために必ず写真等で記録をとるようにしてください。
・応急措置が必要かどうかを判断します。

応急措置が必要な場合は、「ハウスジーメン損害業務室」に事前に連絡し承認を得てください。
承認なく応急措置をすると、その費用の全部または一部が支払われない場合があります

※ハウスジーメンでは、住宅取得者と示談や交渉するサービスはありません。

応急措置が必要な場合の連絡先
株式会社 ハウスジーメン 損害業務室 TEL:03-5408-8486 平日:9:00~17:00

事故原因の究明と修補範囲の確認

状況確認が終わりましたら、次は事故の原因究明と修補範囲の確認が必要です。
現場調査は事業者様が主体となり、現場の確認を行います。

事故原因を調査するPoint

例)散水調査

・雨漏れ事故では、散水試験等で事故原因を特定します。
・必要に応じて小屋裏や壁内点検等を行います。
・原因が確認できたら修補範囲を想定します。

※原因調査を実施してもなかなか原因が特定できない場合は「ハウスジーメン 損害業務室」にその旨を報告ください。

ハウスジーメンへの報告と提出書類について

事故状況の確認、原因究明、修補範囲の確認を行い、ハウスジーメン損害業務室へ保険事故の連絡を行います。連絡後、事故報告書類を送付しますので、設計図書や写真等を準備して事故報告書を作成し、提出してください
事故状況に応じてハウスジーメンは損害調査員を派遣し立ち合い確認を行います

提出書類

① 事故報告書
② 設計図書(平面図や立面図等に事故箇所を表記してください。)
③ 写真(建物全景・事故があった居室等の状況・事故箇所の全体および局所を写したもの・原因調査の状況 など)
※書類の作成方法は、ハウスジーメン損害業務室から事故報告書類を送付する際に添付します。

修補工事の準備から引き渡しまで

修補範囲を確認する際には、必ず以下のポイントをおさえてください。
修補範囲が確定したのち、見積書・補修図面・工程表を作成して住宅取得者との合意を得ます。

修補工事のPoint

  • 住宅かし保険では、直接修補に必要な費用が保険の支払対象となりますが、認められるのは原状回復に要する最低限の費用です。
  • 工事単価は一般的な流通市場の単価が基本です。
  • いわゆるグレードアップや、原因箇所は外壁の一部なのに不具合事象が生じている壁の全面を交換するような、最低限の原状回復を超える費用は認められません。住宅取得者様より要望があり修補されても、新規設置や仕様UPは保険の対象外です。(事故に関する修補範囲は住宅取得者様とあらかじめ調整をして決定してください。)

その後、ハウスジーメン損害事務室に見積書・補修図面・工程表を送り、査定が実施されます。
修補工事は、ハウスジーメン損害事務室の修補金額等の査定完了後に着手します。

提出書類

① 修補工事見積書
② 修補範囲等を記載した設計図書
③ 修補工事の工程表

査定完了前に修補工事に着手すると、修補金額の全部または一部が支払われない場合があります。
・保険請求時に必要のため、工事中や完了時の状況を必ず写真で記録してください。

工事が完了したら、散水試験等により不具合事象が解消したか自主検査を行います

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